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使用していない畑（農地）の活用方法

主な活用方法は次の3つです。

農地を農地のままで貸し出す

一度宅地にしてしまった土地を農地に戻すには、手間と費用がかかります。いずれ農業をしようと思っているのであれば、農地を農地のままで貸し出すのが良策です。宅地よりも農地のほうが固定資産税が安いこともあり、農地のままにしておくと引き続き税金を安く抑えられるというメリットもあります。

農地を転用して活用する

農地を更地にすれば、アパートやマンションの経営、あるいはコンビニエンスストアやレストランの開店といった活用もできます。ただし自分の土地だからといって、勝手に農地を異なる目的で使うことはできません。農地を転用して他の目的に使う場合は、都道府県知事などの許可もしくは農業委員会への届け出が必要です。

転用を前提として農地を売却する

農地として売却すると買い手が限定されてしまうので、よりスムーズに売却するなら転用を前提として売却することも選択の一つです。転用を前提として農地を売却する場合も、都道府県知事などの許可もしくは農業委員会への届け出が必要になります。

農地を転用する際の注意点

農地にはいくつかの種類があり、種類によっては転用が認められません。例えば、所有している生産緑地に指定されている場合は、指定が解除されるまでは転用できないのです。農地の転用をご希望の方は事前に確認しておく必要があります。

空き地の活用方法

空き地の土地活用をする場合は、立地条件に合った土地活用を選ぶことがポイントです。立地条件別おすすめの空き地活用方法を解説します。

駅から近い空き地

駅から徒歩5分～10分のエリアは入居者を見つけやすいため、アパート経営やマンション経営に適しています。商業エリアにある場合は、ビジネスホテルや商業ビルなどを経営することも可能です。

住宅地に近い空き地

駅から離れていても、住宅地に近くて生活利便施設が充実していれば、戸建て賃貸、老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅として活用できます。

駅および住宅地から離れている空き地

駅と住宅地から離れていても、幹線道路に面していれば、コンビニや飲食店の経営が可能です。立地条件が悪く集客が難しい場合は、資材置き場にしたり太陽光発電を設置したりする方法もあります。

高く売却するなら早めに不動産業者へ相談を！

1992年に「生産緑地地区」に指定された農地は、2022年に指定が解除となり土地の転用や売却ができるようになります。そのため今後は農地を手放す人が増えることが予想されており、不動産価格の下落が懸念されているのです。不動産価格は常に変動しているので、少しでも高く売却したい方は早めに不動産業者に相談してみてください。