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実家や空き家の処分方法

要らなくなった実家や空き家を処分する場合、「売却」「無償譲渡」「有効活用」といった方法が挙げられます。それぞれの特徴と向いている物件は次の通りです。

売却

空き家を仲介または不動産会社の買取で売却する方法です。

仲介では不動産会社を通じて買い手を探します。仲介で売却すれば自分で売り出し価格を決められるので、上手に売り出せば高く売却することも可能です。比較的新しい物件や、古くてもリフォームをして状態の良い物件であれば、そのままの状態で売却できるでしょう。築古物件や長い間手入れをしなかった物件は、買い手が見つからないことも少なくありません。

不動産買取では、不動産会社に不動産を直接売却します。不動産業者とのやり取りだけなので売却までの手続きが少なく、スピーディーに不動産を現金化できます。古い家もそのままの状態で買い取ってもらえるという点もメリットです。
実家や空き家の状態が悪かったり、遠方にあったりする場合におすすめの売却方法です。ただし、不動産買取では、売却額が市場価格の7割程度にしかなりません。そのため築浅物件や立地条件が整っている物件は、時間がかかっても仲介での売却がおすすめといえます。

また、リフォームをしても住めないような建物は、買い手にとってデメリットでしかありません。その場合は、建物を取り壊し、更地として売却するのも一つの方法です。

無償譲渡

「買取希望者が現れず、建物の取り壊しもできない」といった場合は、空き家を他の人へ無償で譲り渡す「無償譲渡」という方法もあります。譲渡相手は、知人や近隣住民、不動産会社や一般企業など様々です。近年では地方自治体が運営する「空き家バンク」に掲載して譲渡相手を探すこともできます。

無償譲渡なので早期に成約しやすい点や、個人への譲渡ならば贈与税が非課税になる点などがメリットですが、利益にはつながりません。固定資産税や維持費を節約するために、とにかく早く手放したい方に適しています。

活用

空き家の処分方法は、売却の他に貸し出すという方法もあります。状態がよく、立地条件もよければ、賃貸物件として貸し出すこともできます。入居者が見つかれば、長期的に安定した収入が得られるだけでなく、将来的にはその人に売却することも可能です。

まずは不動産業者に相談する

最近はリフォームを前提として中古物件を購入する人も増えているので、そのままの状態で売却できるケースも多い傾向です。
古い実家や空き家の処分を考えているという方は、まずは不動産業者に相談してみてください。どの処分方法が適しているのか、アドバイスを貰うことができます。